大阪で任意売却による自宅の売却や競売回避のお手伝いをしています。

一般社団法人近畿任意売却支援協会の佐野です。

 

今回は大阪府堺市にお住いのK様より任意売却のご相談があったのでご紹介いたします。

 

 

当協会にご相談に来られたのは4月に入ってすぐの事です。 

K様の状況を聞くと2月末に保証会社から債権回収会社に債権の回収を委託されたと通知が届いたと教えてくれました。

 

K様のお話では3月初旬頃に他業者にご相談していて、その任意売却業者に依頼する予定でした。

しかし、その業者から連絡が全く来ず1か月間不安な日々を過ごしました。

4月に入り、居ても立っても居られなくなり、当協会へご相談に来られたそうです。

私はお話を聞いてK様の不安を少しでも早く取り除くために、その場で委託先の債権回収会社に任意売却の依頼を電話で伝えました。

 

債権回収会社からの返事は、

「競売の申し立てをしたところです。」

「任意売却は可能ですが、裁判所からの評価書が出るまでお待ちください。」との回答でした。

…

もし、3月初旬の時点で最初に相談した会社が債権回収会社に連絡をしていれば、任意売却の期間は6か月間程度認められ、余裕を持った売却をすることができました。

また6か月間で売却できなければ、そこから競売の申し立てをされ評価書が出るまでは、従前の価格で販売活動をすることができます。

 

K様は1か月放置されたことで、約8か月間程度の売却期間を失ったのです。

 

任意売却は債権者、債権回収会社によって違いはありますが、

• 任意売却期間　約6か月間
• 評価書が出るまで　約2か月～3か月
• 競売の入札日まで　約3か月

およそ1年間売却可能です。

 

K様は③の評価書が出てからの売却となる為、約3か月間の売却期間になってしまいました。

最初に相談した業者がすぐに1本でも電話を入れていればこんなことにはならなかったでしょう。

K様は自分でも債権回収会社に電話していればと後悔はしていましたが、過ぎてしまったことは仕方ないと割り切って、前の業者には何かいうことはありませんでした。

私たちもスムーズに売却できるよう、価格が決まるまでに堺市での既存の一般のお客様にお声かけしたり、地元業者に声をかけたりなど、せめて今できることをできる限り行っています。

 

任意売却ではどの業者でも基本的にはすぐに対応してくれるはずです。

しかし依頼後連絡がない、2週間に1度の定期報告もない、対応が後手、など不安になり当協会にご相談に来られる相談者様もたくさんおられます。

セカンドオピニオンでも大丈夫です。

近畿任意売却支援協会に安心してご相談ください。