2023/06/03 BLOG 一括査定サイトがダメな理由 一括査定サイトがダメな理由 不動産を売却するために利用する一括査定サイト。 ご自宅の情報を入力すると複数社から査定額の提示を受けられます。 どの業界にも同じようなサイトがあるので中にはなにかしらの商品で利用した方もいらっしゃるのではないでしょうか。 このような一括査定サイトでは複数社が物件の取り合いになり、我が社に販売を任せていただければ○○○○万円で売却します、と相場よりもかなり高額な販売価格を提示してくる業者が大手不動産仲介会社も含めほとんどです。 確かに通常であれば高く売却してもらえるのであればそれに越したことはありません。 しかし常套手段として、相場よりも高い販売価格で依頼を取り、売れないと販売価格を下げて行き、長いスパンで相場程度に価格の引き下げを待ち売却する、ということが横行しています。 このような販売方法が悪いわけではありません。 お金に余裕があるのであれば、売れるのをじっくり待つ、という選択をすることができます。 しかし数か月後には住宅ローンが支払えなくなる、若しくはすでに滞納をしている状態ではどうでしょう。 そのまま高値で販売を続け、売れずに住宅ローンが期限の利益を喪失してしまうと一括返済を求められます。 そしてそれでも販売ができず、なにもしなければ競売になってしまいます。 相場通りに販売をしていれば売却できたかもしれないものの、競売となってしまえば売却価格はガクッと下がってしまいます。 実際にこのようなケースで損をしてしまったという方からの相談も後を絶ちません。 全ては可能性でしかありません。資金に余裕が無い中、相場よりも高く販売をして実際に売却できたという方もいらっしゃると思います。 逆に高く販売をして、売れずに競売にかけられたという方もいらっしゃいます。 売れずに競売にかけられるのは依頼している不動産業者が無知なせいでもあります。 資金に余裕が無い状態で相場よりも高く売却活動をするのは悪いことではありません。 そのような場合では必ず依頼している不動産業者に状況を説明し、販売計画を提案していただける業者に依頼するようにしてください。 例えば3ヶ月でお金が無くなる、と言う場合では、 1カ月は高値で販売をしましょう。そして売れなければ、相場で販売活動を行い、それでもダメな場合は任意売却を利用する。 まずはリスケジュールを銀行に申し込み、利息のみの支払いで半年以上の販売活動期間を設けるようにする。 など明確な販売計画を提案してもらうことが大切です。 高値で販売していて期限の利益の喪失となり、一括返済を求められているにもかかわらず高値で売却を続け、そして任意売却の申し出も行わず、競売にかけられたという方も実際にいらっしゃいます。 不動産の売却にはご自身の状況に合った売却方法が必要です。 売却査定サイトに依頼し、高値で売却できるという提案は魅力的ではありますが、ご自身の状況次第では反面リスクも兼ね備えています。
一括査定サイトがダメな理由
不動産を売却するために利用する一括査定サイト。
ご自宅の情報を入力すると複数社から査定額の提示を受けられます。
どの業界にも同じようなサイトがあるので中にはなにかしらの商品で利用した方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このような一括査定サイトでは複数社が物件の取り合いになり、我が社に販売を任せていただければ○○○○万円で売却します、と相場よりもかなり高額な販売価格を提示してくる業者が大手不動産仲介会社も含めほとんどです。
確かに通常であれば高く売却してもらえるのであればそれに越したことはありません。
しかし常套手段として、相場よりも高い販売価格で依頼を取り、売れないと販売価格を下げて行き、長いスパンで相場程度に価格の引き下げを待ち売却する、ということが横行しています。
このような販売方法が悪いわけではありません。
お金に余裕があるのであれば、売れるのをじっくり待つ、という選択をすることができます。
しかし数か月後には住宅ローンが支払えなくなる、若しくはすでに滞納をしている状態ではどうでしょう。
そのまま高値で販売を続け、売れずに住宅ローンが期限の利益を喪失してしまうと一括返済を求められます。
そしてそれでも販売ができず、なにもしなければ競売になってしまいます。
相場通りに販売をしていれば売却できたかもしれないものの、競売となってしまえば売却価格はガクッと下がってしまいます。
実際にこのようなケースで損をしてしまったという方からの相談も後を絶ちません。
全ては可能性でしかありません。資金に余裕が無い中、相場よりも高く販売をして実際に売却できたという方もいらっしゃると思います。
逆に高く販売をして、売れずに競売にかけられたという方もいらっしゃいます。
売れずに競売にかけられるのは依頼している不動産業者が無知なせいでもあります。
資金に余裕が無い状態で相場よりも高く売却活動をするのは悪いことではありません。
そのような場合では必ず依頼している不動産業者に状況を説明し、販売計画を提案していただける業者に依頼するようにしてください。
例えば3ヶ月でお金が無くなる、と言う場合では、
1カ月は高値で販売をしましょう。そして売れなければ、相場で販売活動を行い、それでもダメな場合は任意売却を利用する。
まずはリスケジュールを銀行に申し込み、利息のみの支払いで半年以上の販売活動期間を設けるようにする。
など明確な販売計画を提案してもらうことが大切です。
高値で販売していて期限の利益の喪失となり、一括返済を求められているにもかかわらず高値で売却を続け、そして任意売却の申し出も行わず、競売にかけられたという方も実際にいらっしゃいます。
不動産の売却にはご自身の状況に合った売却方法が必要です。
売却査定サイトに依頼し、高値で売却できるという提案は魅力的ではありますが、ご自身の状況次第では反面リスクも兼ね備えています。