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大手金融機関が固定金利の引き上げを発表…

昨年末、大手銀行が、1月から適用される住宅ローンの固定金利を引き上げを発表しました。

金融暖和策の影響で、長期金利が上昇したことに連れたって、10年固定金利を0.18パーセントから0.30パーセント引き上げを行うそうです。

 

ちなみに固定金利が上がるのは、新規で借りる際の住宅ローンです。既に固定金利でローンを組んでいる方の負担は変わりません。

 

 

住宅ローンの金利タイプは固定金利と変動金利の二通りがあります。

固定金利は名前の通り、借入期間中に金利が変動しません。低金利が続いている現在においては、変動金利よりも高い金利を払い続けていくことになりますが、返済額が変動しない分、生涯にわたり計画的に返済していくことが可能です。変動金利は借入期間中の金利の変動が影響してしまうので、返済額が変動してしまう事がデメリットです。

 

国土交通省の民間住宅ローンの供給状況の調査結果によると、個人向け住宅ローンの新規貸し出しにおける金利タイプは変動金利型が7割となっており、金利の低い状態が続く中で変動金利を選ぶ方が多いようです。

国土交通省プレスリリースより)

 

今回の固定金利の引き上げの発表に関して、変動金利には今のところ影響はないといわれています。しかし変動金利は日本銀行の政策金利によって決まるので、この先低金利政策の見直しが行われた場合、変動金利の上昇も考えられます。

 

変動金利は名前の通り金利が上がり月々の返済額が上がってしまうというリスクがあります。低金利の今のうちに貯蓄を増やしておくなどの備えが必要かもしれませんね。

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