2022/07/03 BLOG リースバックを勧めなかった理由 リースバックを勧めなかった理由 先日、大阪府吹田市の中古戸建てにお住まいの方から、ハウスリースバックを利用したいと相談いただきました。 毎月の支払いが厳しくハウスリースバックを利用して、月々の負担を軽くしたいという希望でお電話での問い合わせをいただきました。 住宅ローンの月々の支払いは約8万円、滞納はしておらず、毎月厳しいが何とか支払いはできているとのことでした。 月々の希望家賃は5万円。住宅ローン残債は1800万円程度です。 できれば全額完済したい、全額返済できなければ任意売却と併せてのハウスリースバックも視野に入れているとのことでした。 ご相談者様がお住いの物件相場を調べると2000万円~2100万円、低く見積もっても1800万円を下回ることはまずありません。 このような状況では、ご自宅を売却し全額完済をすることは簡単ですが、月5万円の家賃でリースバックをすることは困難です。 住宅ローン滞納前なので任意売却に着手すると後戻りはできません。 任意売却に着手してしまい、ハウスリースバックができなければ、売却し退去するしか方法はありません。 周辺相場から見ても任意売却に着手しても販売価格が1800万円を下回ることは考えにくく、現在ハウスリースバックを利用することはリスクでしかありません。 そして全額完済でハウスリースバックを利用しようとしても、家賃が5万円では利回りが低く投資家からは良い返事をいただくことはできません。 現状では1番良い選択は住宅ローンの支払いを続けることです。 ご自宅を売却しお手元に資金を残し、引っ越すということも1つの手段です。 しかし、現状では任意売却を利用したハウスリースバックを選択してしまうとご相談者様にとっては良い面は一切ありません。 ご相談者様の希望を聞きハウスリースバックを勧めていれば、依頼をいただくことはできたと思います。 しかし結局ハウスリースバックできない、任意売却に着手するとなれば、ご相談者様は後戻りができません。 今回は依頼をいただかず、アドバイスだけという形を取りましたが、他社に相談してハウスリースバックができると言い包められていなければ良いのですが。。。 近畿任意売却支援協会では、ご相談者様にとってより良い選択を提案させていただきます。 ハウスリースバックを利用しない方が良い場合も多くあります。滞納前の方は特にです。 ハウスリースバックの制度を良く知り、メリットデメリットを理解した上で取り組むようにしましょう。
リースバックを勧めなかった理由
先日、大阪府吹田市の中古戸建てにお住まいの方から、ハウスリースバックを利用したいと相談いただきました。
毎月の支払いが厳しくハウスリースバックを利用して、月々の負担を軽くしたいという希望でお電話での問い合わせをいただきました。
住宅ローンの月々の支払いは約8万円、滞納はしておらず、毎月厳しいが何とか支払いはできているとのことでした。
月々の希望家賃は5万円。住宅ローン残債は1800万円程度です。
できれば全額完済したい、全額返済できなければ任意売却と併せてのハウスリースバックも視野に入れているとのことでした。
ご相談者様がお住いの物件相場を調べると2000万円~2100万円、低く見積もっても1800万円を下回ることはまずありません。
このような状況では、ご自宅を売却し全額完済をすることは簡単ですが、月5万円の家賃でリースバックをすることは困難です。
住宅ローン滞納前なので任意売却に着手すると後戻りはできません。
任意売却に着手してしまい、ハウスリースバックができなければ、売却し退去するしか方法はありません。
周辺相場から見ても任意売却に着手しても販売価格が1800万円を下回ることは考えにくく、現在ハウスリースバックを利用することはリスクでしかありません。
そして全額完済でハウスリースバックを利用しようとしても、家賃が5万円では利回りが低く投資家からは良い返事をいただくことはできません。
現状では1番良い選択は住宅ローンの支払いを続けることです。
ご自宅を売却しお手元に資金を残し、引っ越すということも1つの手段です。
しかし、現状では任意売却を利用したハウスリースバックを選択してしまうとご相談者様にとっては良い面は一切ありません。
ご相談者様の希望を聞きハウスリースバックを勧めていれば、依頼をいただくことはできたと思います。
しかし結局ハウスリースバックできない、任意売却に着手するとなれば、ご相談者様は後戻りができません。
今回は依頼をいただかず、アドバイスだけという形を取りましたが、他社に相談してハウスリースバックができると言い包められていなければ良いのですが。。。
近畿任意売却支援協会では、ご相談者様にとってより良い選択を提案させていただきます。
ハウスリースバックを利用しない方が良い場合も多くあります。滞納前の方は特にです。
ハウスリースバックの制度を良く知り、メリットデメリットを理解した上で取り組むようにしましょう。