大阪で任意売却による自宅の売却や競売回避のお手伝いをしています。

一般社団法人近畿任意売却支援協会の山本です。

 

住宅ローンが支払えなくなる理由は様々です。

家庭の事情や仕事の都合、環境の変化から住宅ローンを滞納することになりその人によって状況は異なります。

しかし、解決方法は「競売」か「任意売却」の2パターンが主となります。

 

それでは競売と任意売却の違いとは？

 

【１】売却価格について

「任意売却」は通常競売を申し立てる金融機関が競売ではない解決方法として選ぶローンを回収するための不動産売却手続きです。金融機関が一般相場を基に売却価格を算出するので「競売」に比べると返済できる金額は必然的に多くなります。

 

【２】売却後について

「任意売却」は金融機関が競売よりも多く住宅ローンなどの貸付を回収できるということで認める売却手続きのため、「競売」よりも残ったローンは少なくなります。さらに「任意売却」を行う際に金融機関の担当者と話し合いすることは多く、今後の返済計画についても事前に決めることができます。

 

【３】費用について

「競売」は金融機関が貸し付けたローンを返済してもらうために不動産などの資産を差押え裁判所の手続きにより入札を募り売却する方法です。この手続きにはもちろん費用がかかりその費用はお金を借りた側へ請求されるので、「任意売却」を行うよりも余計な費用がかかってしまうため「競売」は避けるべき問題だといえます。

 

【４】残債務について

「任意売却」も「競売」も売却後、落札後でもローンは残っていることがほとんどです。ただし、「競売」は「任意売却」とは違い落札価格が市場相場を大幅に下回るため金融機関へ充当されるお金を少なく任意売却よりも多く債務が残ってしまいます。

 

これらのことから金融機関にとっても売主（相談する方）にとっても任意売却を行う事は競売で解決することよりもメリットが大きいと言えます。

逆に競売にて解決することのメリットはなく、デメリットの方が大きいので競売のままで放置することは損してしまう可能性があります。

任意売却のご相談は近畿任意売却支援協会までお問い合わせください。