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不動産業界も非対面システムがあることを知っていますか?

一般社団法人近畿任意売却支援協会の椿です。

 

息子が通っている保育園のITシステム化が進んでいます。

お手紙はもちろん、送り迎えの連絡、体温の管理と報告、病欠の連絡、行事のお知らせ、写真の閲覧購入は全てスマートフォンやパソコンのアプリで行う事が出来ます。

忙しい朝に紙に毎回書く作業はちょっとしたことでも面倒ですが、アプリで一括管理なのでとても助かっています。

 

不動産業界でもITによる大きな変化があった事をご存じでしょうか?

IT重説といって、これまでは対面での説明が必要だった重要事項の説明が、一定の要件のもとでITを活用したオンライン上での説明可能になり、平成29年には賃貸での運用が、令和3年3月30日から売買でも本格的なIT重説の運用が開始されました。

このIT重説については、平成25年に計画されたものであり、今回のコロナウイルスの影響で考案されたものではありませんが、偶然にもこのコロナ渦に見合った変化ですよね。

 

このIT重説を受ける場合、宅地建物取引士により記名押印された重要事項説明書および、説明に関する添付書類をあらかじめ説明を受ける者へ送付する必要があります。

また、説明を受けた者が記名押印をしたうえで、不動産業者に書類を返送しなければならず、そのあたりのアナログ部分は残ったままになっています。

売買に関しては契約前の重要事項の説明を契約と同日に行っている所が多く、積極的にIT重説を利用している業者はまだあまりいないようですが、脱ハンコの仕組みが出来上がり、完全IT化が進めば、売買契約書についてもITシステム上での非対面交付が可能になる日がそう遠くはない未来にやってくるかもしれませんね。

 

話が少し反れてしまいますが、先日、宅地建物取引士になって初めてお客様に重要事項の説明を行いました。重要事項の説明は宅地建物取引士しか行う事ができず、文字通り重要事項の説明をするわけですから、何日も前から分かりやすく説明できるよう練習を重ねていましたが、いざ本番となると緊張してしまい、震えた声での説明となってしまいました…。もっとわかりやすく説明できるよう、プロとして自信をもってこれからも一生懸命頑張りたいと思います。

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