2024/02/24 BLOG 【リースバック相談事例】誤った説明をされていませんか? 【リースバック相談事例】誤った説明をされていませんか? 大阪府にお住いの方からリースバックの相談の電話をいただきました。 今回のご相談者様は、給与の差し押さえをされてしまったとの事でご自宅を売却し、差押をされている債務を完済して『確実に』住み続けたい、と言う希望です。 自宅の残債は約2200万円、住宅ローンの支払いは8.8万円と年間の固定資産税が10万円程との事でした。 住宅ローン自体は滞納しておらず、毎月支払っているが、給与が差し押さえされてしまった事で払えなくなりそうだ、と仰っていました。 このような滞納前のケースでは慎重にリースバックを進めなければなりません。 ご相談者様は当協会の前に1社相談をしていたようで、そこからは任意売却を利用しリースバックをするようにと勧められた、との事で、 『早速来月から住宅ローンを滞納させてください。』 と言われたそうです。 この提案は間違っています。 今回の物件の一般相場は2000万円超で、ご相談者様が『確実に住み続けたい。』と希望している以上、任意売却とリースバックを併せて利用しても、現時点で確実に住み続けられる訳ではありません。 確実に住み続けるためには住宅ローンの完済と差し押さえ債務の完済、2500万円以上で購入してもらえる投資家を見つけなければなりません。 また2500万円を超えるリースバックでは家賃も現状の住宅ローンよりもはるかに高くなるため現実的ではありません。 一般相場よりも高くリースバックをする投資家はほとんどいませんし、ましてや実際にいたとしても高額な家賃を請求されてしまいます。 そのような観点からその業者は任意売却を利用すると言ったと思いますが、現時点で任意売却時の販売価格を決めることはできません。 そのため任意売却をしても、販売価格が高く出てしまえばリースバック以前に差し押さえ債務さえも完済できなくなってしまいます。 ましてや、住宅ローン滞納前であればなおさら任意売却は勧められません。 滞納を繰り返し、期限の利益を喪失してしまえば再びローンで支払うことは不可能になります。 今回のご相談のように『確実に住み続けたい。』『住宅ローン滞納前』『オーバーローン状態』であれば、適切な対応は『住宅ローンを支払い続ける。』が正解になります。 根本としての差し押さえ債務は返済できませんが、『確実に』住み続けるためには住宅ローンを支払い続けるしかありません。 正直【住宅ローンを支払い続ける】というご案内をしても当協会もする仕事がなく、利益も生みませんが、相談していた任意売却業者のように無理やり滞納させて手数料を取るようなことは絶対にあってはならないことです。 すでに滞納をしており、期限の利益も喪失している、と言う状況ならば任意売却と併せてリースバックに挑戦しましょう。と提案できますが、それでも物件価格が出るまでは確実とは言い切れません。 今回のご相談者様には私は、住宅ローンを支払い続けることが一番だとご説明をしています。 ご相談者様も私の説明に納得してもらうこともでき、複数社に相談して良かったと仰っていました。 いくらホームページがしっかりしていても、メディア出演していても、1社だけに相談して安心してはいけません。 しっかりとご相談者様の立場に立って提案してくれる任意売却業者に相談することが大切です。
【リースバック相談事例】誤った説明をされていませんか?
大阪府にお住いの方からリースバックの相談の電話をいただきました。
今回のご相談者様は、給与の差し押さえをされてしまったとの事でご自宅を売却し、差押をされている債務を完済して『確実に』住み続けたい、と言う希望です。
自宅の残債は約2200万円、住宅ローンの支払いは8.8万円と年間の固定資産税が10万円程との事でした。
住宅ローン自体は滞納しておらず、毎月支払っているが、給与が差し押さえされてしまった事で払えなくなりそうだ、と仰っていました。
このような滞納前のケースでは慎重にリースバックを進めなければなりません。
ご相談者様は当協会の前に1社相談をしていたようで、そこからは任意売却を利用しリースバックをするようにと勧められた、との事で、
『早速来月から住宅ローンを滞納させてください。』
と言われたそうです。
この提案は間違っています。
今回の物件の一般相場は2000万円超で、ご相談者様が『確実に住み続けたい。』と希望している以上、任意売却とリースバックを併せて利用しても、現時点で確実に住み続けられる訳ではありません。
確実に住み続けるためには住宅ローンの完済と差し押さえ債務の完済、2500万円以上で購入してもらえる投資家を見つけなければなりません。
また2500万円を超えるリースバックでは家賃も現状の住宅ローンよりもはるかに高くなるため現実的ではありません。
一般相場よりも高くリースバックをする投資家はほとんどいませんし、ましてや実際にいたとしても高額な家賃を請求されてしまいます。
そのような観点からその業者は任意売却を利用すると言ったと思いますが、現時点で任意売却時の販売価格を決めることはできません。
そのため任意売却をしても、販売価格が高く出てしまえばリースバック以前に差し押さえ債務さえも完済できなくなってしまいます。
ましてや、住宅ローン滞納前であればなおさら任意売却は勧められません。
滞納を繰り返し、期限の利益を喪失してしまえば再びローンで支払うことは不可能になります。
今回のご相談のように『確実に住み続けたい。』『住宅ローン滞納前』『オーバーローン状態』であれば、適切な対応は『住宅ローンを支払い続ける。』が正解になります。
根本としての差し押さえ債務は返済できませんが、『確実に』住み続けるためには住宅ローンを支払い続けるしかありません。
正直【住宅ローンを支払い続ける】というご案内をしても当協会もする仕事がなく、利益も生みませんが、相談していた任意売却業者のように無理やり滞納させて手数料を取るようなことは絶対にあってはならないことです。
すでに滞納をしており、期限の利益も喪失している、と言う状況ならば任意売却と併せてリースバックに挑戦しましょう。と提案できますが、それでも物件価格が出るまでは確実とは言い切れません。
今回のご相談者様には私は、住宅ローンを支払い続けることが一番だとご説明をしています。
ご相談者様も私の説明に納得してもらうこともでき、複数社に相談して良かったと仰っていました。
いくらホームページがしっかりしていても、メディア出演していても、1社だけに相談して安心してはいけません。
しっかりとご相談者様の立場に立って提案してくれる任意売却業者に相談することが大切です。