大阪で任意売却による自宅の売却や競売回避のお手伝いをしています。

60歳以上の任意売却

 

住宅ローンは多くの方が35年という長期のローンを利用しています。

25歳でマイホームを購入すれば、60歳で完済。40歳では75歳で完済となります。

ちなみに79歳までであれば住宅ローンを利用することができます。

 

25歳でマイホームを購入している方よりも、30代後半～40代でマイホームを購入する方が多く、通常の返済をしていれば60歳で完済できる方は少数です。

35年というローン期間をどこまで繰り上げられるかで老後の暮らし方も変わってきます。

 

 

しかしみなさまが繰り上げ返済をしているか、できるかというとそうではありません。

75歳までの住宅ローンで繰り上げ返済をしておらず、定年を間近に迎えると、老後住宅ローンが支払って行けるのか、年金だけで大丈夫なのかなど心配が積み重なってしまいます。

 

 

当協会では60歳以上の方の任意売却の相談も多く、ほとんどの方が老後の心配をされています。

今はまだ元気だが定年後働けなくなったら、、、と考える方がほとんどです。

 

 

先日も60歳で住宅ローン完済まで残り10年という方と面談をしてきました。

住宅ローン滞納前で支払いはできるが数年後はどうなっているかわからないため不安だとおっしゃっていました。毎月10万円近い支払いが怖いとの事でした。

当協会とは別の任意売却業者にも相談しており、その業者はすぐに任意売却した方が良いと言ってきたそうですが、私はひとまず任意売却はせず考えるように促しました。

 

住宅ローン滞納前で完済まで残り10年以下であれば、ゴールが見えているため今すぐ任意売却に取り掛かかることは避けるべきだと考えています。

これが15年20年と残っているのであれば、任意売却も考えますが、滞納前となればどちらにしても一度落ち着いて考えるべきです。

 

 

住宅ローンの年数が短くなればその分残債も少なくなるため、任意売却ではなく通常売却も視野に入れリースバックで住み続けることも容易になります。

60歳以上で住宅ローンが支払えないという方でリースバックを利用する方はとても多くいらっしゃいます。

住宅ローンの支払いが厳しいと感じれば、すぐに任意売却を検討するのではなく、まずどのような選択ができるのか、当協会にご相談ください。

相談をいただいたからと言って無理にご依頼をいただくようなことは致しませんのでご安心ください。