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ハウスリースバック、聞こえの良い提案には要注意!!

ハウスリースバック、聞こえの良い提案には要注意!!

 

今回のブログでは大手リースバック業者から聞こえの良い提案に騙されそうになった方の紹介です。

実際は業者が一番得する提案になっており、売却後の税金の説明もなくあり得ない提案だったので、リースバックを検討しているみなさまに対し注意喚起のためにブログにしています。

 

 

リースバックを希望している方の多くは複数社に相談されていると思います。

先日ご相談いただいたリースバック希望のご相談者様は3社に相談をしていました。

 

 

そのご相談者様は、ある大手ハウスリースバック業者からの提案が魅力的だ。と言っていたので詳細を聞くと、

買取金額は1000万円、月々の家賃は4万円。

2年の定期借家契約で、2年後一般の購入者に売却すれば、その差額をお支払いします。

という提案だったそうです。

 

ちなみにご相談者様はリースバックにこだわっている訳ではなく、市営住宅に当選するまでの間住めれば良いとの事です。

そのため2年の定期借家契約でも問題はないとの事でした。

そしてご自宅の一般売却相場は2400万円程度です。

 

 

買取金額1000万円、家賃4万円、2年後に一般に売却した差額をお支払いする、と言う条件はご相談者様にとってとても良い条件です。

あり得ないくらいの条件なので、その大手リースバック業者からの提案書を見せて欲しいと言い、後日実際に拝見させていただきました。

 

 

実際の内容は、、、

買取金額は1000万円。諸経費が引かれ手取りは約900万円。

家賃は4万円ではなく5.5万円でした。

1000万円で買い取った際に、15,000円×24ヶ月分の合計36万円を預かる形にして、家賃を低く抑えているように見せかけていました。

 

さらに2年後の一般に売却した差額を支払うという仕組みは、一般の購入者を見つけておき、ひとまず1400万円(+諸経費80万円)でご相談者様に買い戻してもらう、そして見つけていた購入者に2400万円で売却する。というあり得ない提案をしていました。

 

大手リースバック業者が言うには、このサービスをしているのは自社だけだと言っていたそうですが、確かにこのような自社のみ儲かるサービスは他の業者はしていないと思います。

 

 

数字ばかりでややこしいと思いますが、

単純に計算すると

売却益①900万円 + 売却益②2400万円 - 買戻し1480万円

手取りは1820万円になります。

 

さらにこのような流れで売却と購入を繰り返してしまうと、本来使用できていたはずの、居住用財産譲渡の3000万円特別控除が受けられなくなり、1480万円と2400万円の差額に対して短期譲渡所得がかかり、数百万円の税金が課せられてしまいます。

実際の手取りは1500万円程度になってしまいます。。。。

 

 

大手リースバック業者曰く、実際に損するのは200万円くらいですよ。と言っていたそうです。

実際は900万円程度損してしまう計算になります。

 

 

今回のような聞こえの良いサービスには裏があります。

売却したあとの税金のことなども考えていないことは明白です。

知識がないため説明もしておらず、のちのちトラブルになってしまってからでは取り返しがつきません。

大手リースバック業者だからと言うだけで信用してはいけません。

本当に良い提案なのか判断するためには複数社に相談し、リスクを最小限抑える必要があります。

今回大手リースバック業者が提示してきた提案書は、当協会との取引が終わればいただきますので、改めてご紹介したいと思います。

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