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【任意売却について】任意売却という言葉を知っている人はすくない。

一般社団法人近畿任意売却支援協会の山本です。

 

任意売却という言葉自体知らなかったというお話をご相談時に必ずと言っていいほど耳にします。

一般的に任意売却を知っている方はほとんどいません。

それもそのはずです。

任意売却を利用する方の多くは住宅ローンなどを滞納して初めて任意売却という言葉を目にしてそのような状況にならなければ知ることはありません。

 

それは一般の人だけでなく、金融機関にとってもそうです。

金融機関の人間でも任意売却という言葉を知らない人はたくさんいます。

それくらい任意売却はあまり知られていない不動産手続きの方法だと言えます。

先日も任意売却をしたいと金融機関へ話をすると銀行の担当者から任意売却とはなんですか?と質問されたくらいです。

 

銀行の一般的な案内方法としては、住宅ローンが返済できないのであれば「競売」にするか「法的手続き」を取るしかないと案内があります。

これは通常お金を貸す、借りるの間柄ではよくある出来事といえます。

「任意売却」という不動産手続きは認知もされていなければ推奨されているわけでもありません。

あくまでも金融機関が債務者に寄り添った形での売却となるため、金融機関の意思が主となります。

 

金融機関が任意売却を認める目的は競売よりも多くの債務を返済してほしいという思いからです。

競売よりも任意売却の金額が低いとなると金融機関は任意売却を認めることはまずありません。

 

さらに、

任意売却を行うと不動産が安く売却されてしまうという誤認があるようです。

任意売却について簡単に説明すると

・住宅ローン 3000万円

・売却金額  2500万円

・一般相場  2300万円~2500万円

このように住宅ローンが売却金額を上回っている状態でも残りの債務については一旦保留にして売却を認めてくれる状況を言います。

 

任意売却は一般相場よりも安く売却されるというわけではなく、住宅ローンの残額よりも安く売却することです。

 

何度も言いますが任意売却はお金を貸している金融機関や税金を滞納している役所の方を主として動いていきます。心象が悪くなるようなことは避けたほうがいいでしょう。

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