大阪で任意売却による自宅の売却や競売回避のお手伝いをしています。

一般社団法人近畿任意売却支援協会の速水です。

 

任売売却後は「無理のない返済をすればいい」このような言葉を聞いたことはありませんか？

これはもっとも危険な方法です。

任売売却で騙されないために必要な知識を今日はお話したいと思います。

 

まず、多いのが任売売却を当社に依頼すれば退去費用として○○万円用意します。

このような言葉を使用し任売売却を行っている会社は非常に多いです。

でもその実態は本当に退去費用を用意してくれるのかというと、用意してもらえないケースが多いです。

それはどうしてなのか。

答えは退去費用を捻出できるかは金融機関次第だからです。

 

任売売却は金融機関が応じる金額での売却が必要になります。

そして、金融機関が認める金額以下では売却することは不可能です。

そのため、金融機関とまだ話をしていない状況で退去費用を決まった金額支払うという話は成立しません。

あらかじめこのような話をしている会社はまず疑った方が良いと考えています。

 

そして、冒頭にもあった「無理のない返済をすればいい」この言葉にピンと来ない方もおられると思いますので詳しくお話をいたします。

任売売却を利用した後、債権者（金融機関など）から今後の返済について聞かれます。

そこで法的整理を検討されていますか？と聞かれることがあります。

この法的整理とは弁護士などに依頼をして自己破産することをいいます。

ここで自己破産を選択しない場合、債権者より毎月いくらなら返済できますか？と聞かれます。

そこで毎月の収支を記入する書類を提出することになります。

その書類の提出後に金融機関より毎月の返済額を伝えられます。

 

一見すると順調に進んでいるように見えますが、この取り決め方法で返済を続けたところで返済が終わることはありません。

なぜなら、毎月の返済額よりも遅延損害金等の金額の方が上回るからです。

返しても増える状態がずっと続くなんて返済する意味がありません。

 

他にもたくさん注意する点はありますが、特に多いこの２つをお話させていただきました。

甘い言葉に騙されないようにきちんとした知識を持って任意売却を利用してください。

 

任意売却のご相談は近畿任意売却支援協会までお越しください。