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競売になってしまうと自宅は今の環境はどうなってしまうのか。

一般社団法人近畿任意売却支援協会代表の佐野です。

 

本日は競売になってしまうということがどういうことなのかをご説明いたします。

 

・安く売却されてしまう

競売になってしまうと市場相場の約7割ほどの価格で売却されます。すべての物件が7割というわけではありませんが、ほぼすべての物件は市場相場を割ってしまいます。

競売では物件を購入しようとしている入札者のほとんどが不動産業者です。

不動産業者はリフォームをして市場相場に販売価格を合わせ、再販売し利益を得るために購入します。

そのため市場相場よりも低い金額での入札になってしまいます。

近年、一般の方の入札も増えてきましたが一般の方も競売市場に合わせ入札するため、市場相場を割り込むことがほとんどです。

また競売では入札期間の短さや、入札するために保証金が必要、さらには物件を実際に内覧することが出来ません。

さらに競売を申し立てた債権者は申し立て費用も余分にかかってしまうことから、競売になればローンの残債は実際よりも多く残ってしまいます。

 

・プライバシーが守られない

競売になってしまうと、室内写真やお家の状況を事細かく掲載されてしまいます。

近隣住民に話を聞きその情報も掲載している物件もあります。

そして競売情報としてインターネットに掲載され、悪意のある業者は所有者に断りもなく競売情報のチラシを作成しポスティングを行う業者も存在します。(最近は少なくなっています。)

そのため事情が事細かく知られてしまう可能性があります。

 

・住み続けることができない

競売落札後、落札者に同意なくそのまま住み続けると不法占拠になってしまいます。

競売で落札した物件が不法占拠されていると、強制執行をされてしまいます。

落札者にそのまま住み続けさせてほしいとお願いし、住み続けられたケースはほとんどありません。

競売で落札されてしまうと、落札者は立ち退きを要求してきます。

1週間以内に退去して欲しいなど無理な条件を言われるケースもあります。

競売では新生活の準備などもできずに追い出されてしまう可能性もあります。

 

・その他の債務の返済ができない

競売では1番抵当権者の債務を上回った落札価格ではない限りその他の債権者に配分されることはありません。(税金などは先取特権などがある可能性もあります。)

 

不動産や債務についてのご相談は近畿任意売却支援協会までご相談ください。

 

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