大阪で任意売却による自宅の売却や競売回避のお手伝いをしています。

一般社団法人近畿任意売却支援協会の川野です。

 

本日は、

不景気による収入減で住宅ローンの滞納を奥さんに打ち明けることができずに、競売になってしまったＭさんのお話をさせていただきます。

 

Ｍさんは美容師として働いて１０年、

努力が報われる形になり働いていたお店を任されることになりました。

そのことをきっかけにＭさんと奥さんの夢でもあったマイホームの購入が実現し順風満帆の生活を過ごしていました。

 

しかし、

働いていたお店のオーナーが事業拡大の為に店舗を増やしたことで、

経営が悪化してしまいそれから半年と経たない間に倒産してしまいました。

さらにＭさんは退職金や最後の給与まで支払われないまま職を失うことになり

できるだけ奥さんに心配をかけたくないとその時は事実を話すことができなかったそうです。

 

美容師としての経験もあったのですぐに再就職先は見つけることはできたのですが

以前のような収入を見込めるわけでもなく、奥さんの知らないところで滞納は始まっていました。

 

そんな奥さんが住宅ローンの滞納に気づいたのは、銀行から一括請求の通知を受け取ったことがきっかけでした。

どうすることもできなかったＭさんを救ったのは、Ｍさんが中々打ち明けることができなかった奥さんでした。

近畿任意売却支援協会を見つけ相談に来られたのも奥さんでした。

 

Ｍさんともお会いし任意売却について、今後についてお話をさせていただいたあと

Ｍさんは「すぐに妻に相談できなかったことを後悔しています」とおっしゃられていました。

 

Ｍさん家族は任意売却を無事終え、今では新しい生活をスタートしています。

 

当協会以外にも任意売却について相談を受け付けている会社はたくさんありますが、

みなさんが一番に相談しなければいけないのは、身近にいる家族だと私は思っています。

 

家族の協力がなければ任意売却を解決することは困難ですし、黙って解決したとしても本当の意味での解決にはなりません。

 

我々はご家族の希望にも沿える解決を目指しています。

最善の策をともに見つけていきましょう。